動画で見る原点回帰講習
原点回帰講習は、運転の基本に立ち返り、検証と体感から
ドライバー自身の運転を見直す講習です。
基本に立ち返りとは、
・交通事故とは? 運転する車を知る。・自分自身を知る。
ことを目的に座学と実技検証の体験でドライバー自身の運転行動を見直してもらう講習になります。
▶日頃ドライバーが運転している車両でのバック駐車行動や車両の認識度及び停止距離意味や反応時間と停止距離測定を座学で行います。
▼バック駐車行動等意識度調査
~交通事故防止の基本である安全確認の意味とバック行動時のポイントでの行動と理由を意識してもらいます。
▶安全確認とは?自身の考えを記入
▶バック時の運転行動の4つのポイントでの行動と根拠・理由の選択式で、裏面は解説になります。
▼車両認識度等調査
認識度調査は、右用紙の左半分を使用します。
❶車両認識度調査
運転車両の、長さ、幅、高さを記入、作成後車検証で確認
❷死角認識度調査 (実技で検証)
目視での死角距離を予測して記入
❸自分自身の目の位置から車先端までの距離 (実技で検証)
❹ミラーの視認範囲 (実技で検証)
後輪タイヤの中心から外側に?m見えているか?を予測記入
▼停止距離認識度調査(スマホ必要)
(実技で発進時の5Km/hで検証)
①まず、停止距離は、A空走距離+B制動距離が合わさったものです。このAとBについて質問
②次に、上の表の予測停止距離を5Kmと40Km
の急ブレーキをかけた場合の予測停止距離を記入
③それが終われば持参したスマホにより、反応時間と認識度調査を行います。詳しくは、「反応時間測定&停止距離計算」ツール で確認してください。
注❶: スマホ使用時の反応時間測定も可能です。
注➋: 管理者・指導者向けの座学時間は、1時間ほど必要になります。
▌上記内容の指導者が行う「原点回帰講習指導マニュアル」が発刊されました。
同指導マニュアルには、各項目にQRコードを載せており、下の指導動画を観ることが出来ます。
①意識度調査
②認識度調査
①左側端感覚
②死角検証
③ミラーを介しての車両感覚
➃前車との
車間距離体験
⑤急制動体験
⑥内輪・外輪差体験
⑦4つのポイントを意識したバック駐車指導
バック事故防止指導 4つのポイントを意識させる“わけ”とは、
上記実技動画⑦【バック駐車指導】~4つのポイントを取り入れたバック駐車指導(行動指導)に理由・根拠の説明を入れた動画です。
動画での乗車指導は、上記座学(2動画)及び原点回帰講習実技(7動画)を実施した後の実践指導となります。
▼参考【 バック事故を防ぐ原点回帰講習受講者の感想 】
毎日、車種の違う車を運転するプロドライバー 12名 ・・・ 下記画像をクリックで拡大
死角体験の感想
車両感覚体験の感想
停止距離体験の感想
最小バック駐車方法の感想
交通事故の原因を考えた場合、交通事故発生報告書の内容を分析しても下記事故原因が重複・複合することで発生しています。
このドライバーのエラーは、基本を理解しておれば防げる事故も多くあるのですが、ドライバー自身は「知っているが、理解していない。」「理解していないから行動できない。」ことから発生しています。
この理解できない大きな要素は、自身の車両・運転感覚の検証や見極めができていないことににもあります。
車両・運転感覚➤「過去の運転経験に基づく無意識の判断&行動」ですが、この「判断基準が曖昧」なのです。
原点回帰講習は、まず「自分が運転する車を知る」「自身の車両感覚はあてにならない」「車は急には止まらない」ことを理解していただくための講習です。
詳しくは、管理者支援ページ内の「交通事故対策に悩んだら「原点回帰」の体験型講習を!(交通事故形態に対応する事故原因と指導の考え方)」をご覧ください。
・原点回帰の交通事故対策(対策立案までの考え方 悩んでおられる担当者・新規担当者向け) ・ ▋ 管理者・指導者向け 原点回帰講習(乗用車、貨物車、(受講感想等の掲載あり)) |
■ 原点回帰講習内容
① 自分が運転する車の認識
① 死角(前後左右)
② 車両感覚
③ 低速時の停止距離体験
④ 前車との車間距離体験
この講習を体験しておけば安全確認の必要性が理解できます。
例えば、一時停止はなぜ必要か? 二段階停止の重要性 等
原点回帰講習と指導(例)
例 一時停止標識のない細街路交差点
▼ 下の動画を見て、どのように指導しますか?
原点回帰講習
▼ 発進時の急制動体験(車は急に止まらない!)
20歳代 反応時間(指操作) 0.61秒
≫ 時速6km/h 計算上の停止距離 1.22m
(空走距離 1.02m + 制動距離 0.2m)
◆ 体験講習 時速6km/h での停止距離は、
≫ 踏み替え時➡ 1.10m
≫ 構え 時➡ 0.85m
◆ 原点回帰講習では、前進および後退時のブレーキの踏み替えと構えの急制動体験をしていただきます。
原点回帰講習用
「反応時間測定&停止距離計算」ツールは、「車は急に止まらない」ことを意識してもらうための指導・教養ツールです。
特徴として、反応時間測定と停止距離計算が一画面で測定と計算ができます。(30.4公開)
≫ 上の左側の動画を見ると、
■ 赤い車のドライバーは、自分の目で安全確認をしようと徐行速度で車の1/3まで交差点に進入しています。
■ しかし、左右道路の方から見ると車が急に出てきたと感じます。
赤い車の状態で進入、その時左右から車や自転車が来た場合に事故になります。
≫では原点回帰講習で、車の死角や右の動画のような「車は急に止まらない」などの体験をしておれば、社員の理解また指導者である貴方の指導も説明もしやすく生きた言葉として伝わるのではないでしょうか。
「 徐行速度はスグ止まれる。」との過信を拭い去るためにも「原点回帰講習」での体感が必要です。
▼ 受講者の感想 ・運転中の死角に関しては、これほどにも見えていない空間があることに驚き左右の確認や、巻き込み確認、ミラーのチェック、自分の目でのチェックが重要であることを気づかされた。 ・視界の悪い住宅街での交差点では、急に人や自転車、また車があり曲がり角で一旦停止しただけでは相手側からは死角になっていることもあり改めて二段階停止の大切さを感じた。 |
細街路交差点等の通行に関する関係法令
▼道路交通法 第三十六条(交差点における他の車両等との関係等)
4 車両等は、交差点に入ろうとし、及び交差点内を通行するときは、当該交差点の状況に応じ、交差道路を通行する車両等、反対方向から進行してきて右折する車両等及び当該交差点又はその直近で道路を横断する歩行者に特に注意し、かつ、できる限り安全な速度と方法で進行しなければならない。
▼道路交通法第四十二条(徐行すべき場所)
車両等は、道路標識等により徐行すべきことが指定されている道路の部分を通行する場合及び次に掲げるその他の場合においては、徐行しなければならない。
一 左右の見とおしがきかない交差点に入ろうとし、又は交差点内で左右の見とおしがきかない部分を通行しようとするとき(当該交差点において交通整理が行なわれている場合及び優先道路を通行している場合を除く。)。
◆徐行とは、自動車がすぐに停止できるような速度で進行すること。
ブレーキを操作してからおおむね1メートル以内で止まれるような速度のことをいい、時速10km以下だとされています。
死角、車両感覚体験がなぜ必要か?
事 例
業務運転歴約5年の男性
過去2年間に5件の物損事故➡ うち4件は細街路での事故(バック2件、左折1件、側方通過時接触1件)
見極め運転時の指導員の感想
~ バック時、サイドミラーやバックミラーを多用し目視による確認が少なく、また車が動き出してから安全確認をしている。
▼業務車の認識度
≫業務車の認識 車幅➡20cm短く感じている。 車長➡1.5m短く感じている。
≫業務車の死角 右側の死角以外すべて短く感じている。(前➡-1m、後ろ➡-4m、左-1.5m)
➡自身の車両感覚は曖昧であてにならない! 気づき
➡事前に見る。停まって確認。無理をせず、やり直す。
バック事故防止の実践
■ 自社内で実施できる講習です。
「原点回帰講習」は管理者・指導者の方が自社駐車場等で実施できる講習です。
方法等は支援チームが訪問して実施しますので、管理者・指導者の方は見学いただいて以後社内で実施してください。
講習対象は、
≫管理者、社員全体、事故惹起者
及び新入社員向け
≫普通車、マイクロバス
貨物車(大型、中型、小型)、
等すべてに対応出来る講習です。
◆ 原点回帰指導者講習会
■ 講習に使用した資料をお渡しします。
▼ 講習後、自社実施用の原紙をお渡ししますのでご活用ください。
団体用講習ノート
▼個別講習ノート
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