ISYS  意識づけ課題集

(eラーニングの活用と課題支援)


 

 

 ISYS(eラーニング)を利用されている管理者の方が、交通事故を起こした社員にどのような課題を出せばいいのか?悩まれたとき、参考にしていただくページです。

 

 内容は、交通事故形態別に5~20問の課題とその解答・解説となっております。

 構成概念は、意識づけを主眼に、

○ 受講者がweb上で検索・コピペすることを想定しております。その理由は、

 ・「自身で調べる。内容を確認する。」ことを繰り返させて理解させる。また回答に対する出題

  で意識づける。

 ・webテストで理解度を確認する。

○ 受講者、管理者の方に負担をかけない。

  受講者、管理者の方の通常業務に負担をかけないように課題は一回一問にし、受講期間を長くすることで意識の継続を図るようにしております。

 しかし、これは私ども「支援チーム」の考え方ですので利用方法は自由です。

 

 現在は、新設ページのため5事故形態となっておりますが、順次事故形態に対応した課題・解説を追加してまいります。また違反等に関する課題も追加していく予定です。

 

▼ 設問・解説サンプルはこちら

 


参 考

 

 eラーニングを使っての課題・設問、解答・説明の作成作業には時間がかかります。

 ISYSの運営には、株式会社 ネットワーク21以外に、私ども支援チームと下記交通安全出版会社2社が参加しており、各社とも皆様方の業務の軽減と安全運転管理情報等を提供をしておりますので、交通事故惹起者・違反多発者以外の方への意識づけ等にも活用してください。

シンク出版株式会社

○WEBサイトで安全情報を提供

 朝礼話題、安全スローガン、交通ニュース、判例解説などの情報提供 

株式会社企業開発センター

○月刊誌「自動車管理」、安全運転適性診断テスト等の交通安全関係図書、映像商品(交通安全イラスト集DVD・CD等)の販売 ○最新交通安全ニュースの提供

大阪香里自動車教習所 安全運転管理支援チーム

○安全運転管理、指導方法等



課題項目

 

 課題の項目は下記表の内容で構成しております。

 なお、ご利用いただけるのはISYSを契約されている企業様の支援用となりますのでパスワードが必要です。(現在、パスワードを設定していません。)

 ※ 内容を読んでいただいて択一式の問題設定も可能です。

交通事故形態 公開 課題数 課題概要
 交差点事故
   出会い頭  ○  16  信号機のない交差点~道路交通法、通行方法、過失割合等
 直進 10  信号機のある交差点~信号機、意味、通行方法等(継続追加)
 右折      
 左折      
 走行時事故
   追 突  ○  17

 原因、車間、空走時間、防止方法等

 進路変更 10  道路交通法、合図、確認、過失割合等
 バック事故
   バック駐車  ○  11  駐車スペースの安全確認等(継続追加)

▼ 設問と解説サンプル (出会い頭事故の設問と解説を抜粋)

設問

 

 安全確認とは?

 車の運転時「安全確認をして!」とよく言われますが、この「安全確認」の意味を説明してください。

 

解説

 

 「安全確認」とは

 車を運転し進行させるためには、安全に進行させる(交通事故を起こさない。)ことが出来るという根拠が必要で、その根拠が「安全確認」ということになります。

 すなわち、車の発進・進行・後退、交差点へ進入、進路の変更するなど車を運転する際には常に周りの安全を確認することが求められます。

 

道路交通法第70条 (安全運転の義務)

 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

 

【道路交通法第36条】 

4.車両等は、交差点に入ろうとし、及び交差点内を通行するときは、当該交差点の状況に応じ、交差道路を通行する車両等、反対方向から進行してきて右折する車両等及び当該交差点又はその直近で道路を横断する歩行者に特に注意し、かつ、できる限り安全な速度と方法で進行しなければならない。

 

▼ 設問と解説サンプル (信号機のある交差点の設問と解説を抜粋) 交通事故防止を目的として系統だてています。

設問

 

 道路交通法施行令(信号の意味等)第2条 二  黄色の灯火について

 「車両及び路面電車(以下この表において「車両等」という。)は、停止位置をこえて進行してはならないこと。ただし、黄色の灯火の信号が表示された時において当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く。」

とあります。この意味を簡単に要約してください。

 

 

 ドライバーの意識に中に黄色信号は、いつも「注意して進行する」ことができると自分勝手に判断してしまう傾向があります。

 それは、ただし書き部分のみを自分勝手に判断し行動しているからです。

 解答は、止まれが先に記載されていなければ「黄色信号の意味」を理解していない人です。

 

 黄信号の意味は、

原則≫ 赤信号と同様に、停止位置(停止線)で「止まれ」

例外≫ ただし、安全に停止位置で停止できないときにのみ、そのまま進むことができる。

 


 支援チーム】 参考 解説時の受講者への返信文

 黄色を見て、あなたはどう行動しますか?

 人それぞれの「無意識の行動(安全への潜在意識)」ですから、違うと思います。

 運転する人の  無意識のブレーキ  と  無意識のアクセル では、 おのずと結果も変わります。

   意識することが、 行動 から 考動(安全運転) へ のポイントだと思います。 

設問

 

 「黄色信号のジレンマゾーン」をwebで検索し、その内容を要約して回答してください。

 

 

 運転中、前方が黄色信号になれば止まることが基本ですが、右図のように前方の信号が黄色に変わった瞬間

行くべきか、止まるべきか

迷い戸惑いが生まれる場所を「ジレンマゾーン」と呼ばれています。

 

 


【支援チーム】から管理者の方へ

参考動画(右の動画)

≫時速50Km/h ≫停止線手前約30mで黄色信号

   ・30m手前で急ブレーキ(反応時間0.75)をかければ、計算上の停止距離は24.5m

 

参考データ

※後の設問に使いますので、現時点では使用しないでください。

ストレスゾーン」に関するアンケート

・「危険! 渡る手前で信号が黄色、そんなとき踏むのは」

 (にこにこニュース2015/3/1)

 ≫ ブレーキ  257人(60.9%)

 ≫ アクセル 165人(39.1%)


 このデータから考えられることは、

≫ 周りのドライバーが自分(行ける!)考えと同じではない。~三者三様の考え方を持っている~

≫ 前車との車間距離をとっていないと追突の危険性があるということ。

≫ 管理者の方へ~運転記録証明書の内容から信号無視違反の多い人は要注意です。

 

設問

 

 あなたは、図の白い車を運転し「ジレンマゾーン」にさしかかりました。

 前方には青色のⒶ車が同じく「ジレンマゾーン」を走行しています。この時、前方の信号が黄色に変わりました。Ⓐ車がどのような行動をとるか? 考えられる行動を3つ記載してください。

 なお、Ⓐ車とあなたとは同じ速度の40km/hです。

 

 

 設問の図


解説

 

 1.「今なら!」と思い、交差点手前から加速する。(加速)

 2.「いつ信号が変わるかも知れないから・・」と、アクセルを緩める。(減速⇒ブレーキ)  

 3.「いつでも止まれるように・・」と、ブレーキペダルに足を添える。(ブレーキ⇒急ブレーキ)

などのドライバーに分かれます。 

 このように三者三様の考え方を持ったドライバーが混在して走るジレンマゾーンでは、「通過するだろう!」等の思い込みは危険で事故につながります。