【貨物車版】
トラック事業者のための
バック事故防止実技講習ノート
~ 基本を見直す原点回帰講習 ~
バック事故防止実技講習ノートは、支援チームが行っています講習方法を、管理者や指導者の方が自社で実施できるようにした指導マニュアルです。
~ バック事故防止に効果的な指導本 基本を理解させてバック事故を防ぐ! ~
バック事故防止実技講習ノートは、
▮特徴 ~基本を重点にした指導方法~ ※知識のドーナツ化現象を見直す指導方法
運送会社の多発事故は「バック事故」です。バック駐車行動は運転操作のほとんどが含まれておりますので、運転の基本をバック駐車行動をとおして指導すると効果的です。
また、事故防止の原点は、運転する際の意識度や認識度…すなわち運転するドライバー自身と運転する車両をどれだけ意識・認識して運転しているかを把握し、その内容を実技検証すると効果的です。・・・交通事故原因の85%は、ドライバーの"認知ミス"と"判断ミス"といわれています。
座学【意識度・認識度調査】➤ 実技検証【原点回帰講習ノート内容】
▶ 指導に際しては、添付されてある講習シートや下記PDFをダウンロードして行えます。
~ 自社の事故データ等を入れたい場合は、PDFを編集しないで、PDFを背景として使用し、
前景にテキスト、線画、画像、印影などを配置する方式で修正すると便利です。
▶ 各項目の動画を視聴できるQRコードを掲載
~ 支援チームの指導員が、どのように話しているか?を確認できますので、ご自身で
確認後、アレンジして実施してください。
安全運転管理支援チームから
運送会社での多発事故はバック事故です。
トラック等の運転は「認知」「判断」「操作」の順番で行われていますが、バック事故の
大半は、認知ないし判断の誤りが主原因(交通事故原因の85%は認知ミスと判断ミス)で発生しています。
認知と判断を正しく行えば、バック事故の大半を減らすことができます。
バック事故を減らすためには、ドライバーにバック時の「認知」「判断」の必要性と、正しい
実践行動を意識させる指導が必要になります。・・・ 原点回帰講習の目的 ・・・
「認知」➤バック先における障害物等の有無を判断するための情報収集
~ 認知=安全確認→ 動きながらではなく、停止しての安全確認
「判断」➤自分の考えとして、このままバックしてよいか?他の行動をするか?を決めること。
~ 人間=反応時間の存在や自車認識・車両特性を把握したうえでの判断基準が必要
「注意」➤生理学上の注意は、脳が多数の情報の中から認知すべき情報を選択すること。
~ 上記判断基準から導き出されたものか?
参考事例
団体での原点回帰講習受講者が、3年後にバック事故
▌同じ場所でのバック事故
前回、搬送先で右バック駐車した際、右駐車スペースラインを意識し、左側方のタンクがあったので切返しを行ってバックしたが、今回は、前回バックできたので右ラインのみを意識し、停止して左後部をバックモニター確認をせずバックしたところ、トラック後部左角が貯水タンクに衝突し破損させたもの。
正しい行動手順は理解していても、実践できなければ意味はありません。
最低限、ポイント・ポイントで停止してバックモニターやミラー確認、下車確認をしておれば事故に至ってなかったと考えられます。
参考同種事例
原点回帰講習未受講者が、バック時電線を引っかける。
▌同じ場所でのバック事故
前回、搬送先でバックした際、電線が垂れ下がっていたが通過できた。ので今回も通過できると思いバック進入したが、電線を引っかけてしまった。後で確認すると前回よりも電線は垂れ下がっていた。
前回通過できても今回も通過できると限りません。
やはりポイント・ポイントで停止して安全確認する必要があります。障害物は下だけではなく上にもあることを意識して行動することが必要です。また、バックカメラの種類や向きによっては映らない箇所がでてきます。自車のバックカメラの視野の範囲や死角部分を知っておく必要があります。
▼ 原点回帰講習ノート内 動画 【縮小版】25.3月以降 と【通常版】~ 25.3月まで
読者の方から通常版では動画では長すぎるとの声がありましたので、今年の3月以降に販売
されるバック事故防止実技講習ノートの動画は【縮小版】になります。
【縮小版】
ノート内のQRコードを認識すると下記と同じ説明動画が視聴できます。
▌座学➤ 2項目2本 (意識度、認識度) ▌実技➤ 13項目 の計15本です。
下記の各項目別の画像をクリックすると動画を視聴できます。
【通常版】
ノート内のQRコードを認識すると下記と同じ説明動画が視聴できます。
▌座学➤ 2項目2本 (意識度、認識度) ▌実技➤ 9項目 の計11本です。
下記の各項目別の画像をクリックすると動画を視聴できます。
実技
⑦ P10 後方の高所障害物の視認状況とミラーの確認 (高所死角検証)
⑧ P11 前方の高所障害物の視認状況の確認
(高所死角検証)
⑨ P12-13 バック駐車のポイント
(4つのポイントを取り入れたバック駐車)
⑩ P14-15 左側端と前方の距離感覚(左側端感覚)
⑪ P19 急制動体験の測定方法(急制動体験)
⑫ P20 停車時の車間距離体験
(前車との車間距離検証)
⑬ P22-25 オバーハング等の体験
(内輪差・外輪差検証)
実技 ⑤高所死角検証
⑥前車との車間距離体験
⑦急制動(急ブレーキ)体験
⑧内輪差・外輪差検証
⑨4つのポイントを取り入れた駐車指導
原点回帰講習ノート 運転意識度 車両認識度
▼ダウンロード用 原点回帰講習ノート
注:ダウロード用のPDFにはパスワードを設定しています。
冊子「バック事故防止実技講習ノート」内に掲載されてありますパスワードを入力してください。
※ 下記、講習ノートは支援チームが原点回帰講習時に使用しているノートです。
「バック事故防止実技講習ノート」 標準
「バック事故防止実技講習ノート」 事故データ入力用
「バック事故防止実技講習ノート」(トラック)衝突部位入り
事前に実態をは握すれば効果的な指導ができます。
実態をは握してから行えば、より一層の同講習の意味が伝わります。質疑表&集計表(Excel)
バック事故防止対策用「意識度・認識度は握ツール」
は、下記ページからdownloadしてください。
社員教育や学習の基本は、「単純、反復、繰り返し」と言われています。
「意識度・認識度調査」の結果に基づいて「バック事故防止指導マニュアル」を使用しての座学講習(事前に行った内容をどれだけ把握しているか?)と実技講習の実施が効果的です。
▌「ハンドル操作別 事故分析ツール」Excel版を2021.12公開しましたので参考にしてください。(車種別イラストを入れ替えることで、トラック(基本はトラック画像)、乗用車にも対応しています。)
ハンドル操作と衝突部位から指導点を探る。