バック駐車時の事故防止行動は、車の大小(普通車・貨物車・バス)に関係なく同じです。
なぜ切り返しが必要か?二段階停止が必要か?を原点回帰講習
「自分を知る。」→ 「自分の車両感覚はあてにならない。」→ 「反応時間は必ず存在する。」
「運転する車を知る。」→ 「車長・車幅・車高、死角」→ 「車は急に止まらない。」
ことを原点回帰講習を通じて理解していただいた後、実践講習に移行します。
バック事故防止講習
安全運転管理担当者の悩みの種は「バック(後退)事故」といっても過言ではありません。
私どもが応対する管理者の方も「大きな事故はほとんどないが、バック事故が減らない。」との話をよく聞きます。
バック事故のほとんどは、ドライバーの不注意によって発生し、バック事故を多発するドライバーは「見ていなかった。当らないと思った。」との言葉で済まそうとしています。
彼らの指導ポイントは、車を運転する以上、「自分(人間)」「車」というものを知っているか?、また理解しているか?が重要なポイントになります。
この「知っているが、理解していない。」「理解していないから行動できない。」ことに重点を置き、実車・現場体験を通じて理解していただき実践へと導くのが「バック事故防止講習」です。
安全運転管理者・運行管理者のための実務月刊誌
月刊 「自動車管理」3月号 に、安全運転管理支援チームの実技講習 ■「原点回帰講習」■「バック事故防止講習」が紹介されました。
業務中に発生する交通事故の中で一番多く発生しているのがバック事故で
■全体の35% を占めています。
■バック事故の72%は駐車場内で発生
■駐車場内では、車庫入、車庫出のバック事故が80%を占めています。
▌「ハンドル操作別 事故分析ツール」Excel版を2021.12公開しましたので参考にしてください。(車種別イラストを入れ替えることで、トラック(基本はトラック画像)、乗用車にも対応しています。)
ハンドル操作と衝突部位から指導点を探る。
右の動画にある一連の駐車時の運転行動を見て、どこが指導点かお考えください。
≫ 相手がある交通事故の場合
どちらかの人やドライバーが回避行動をとれば、防げる交通事故も多いのですが、
≫ バック事故に多い駐車車両や工作物への衝突事故の場合
駐車車両や工作物は意識がないので回避してくれません。
≫ 回避できるのは、ドライバーのみ。
≫ 原因は全てドライバーにあります。
このバック事故を起こさないようにするためには、ドライバー自身が回避行動をとれば防げます。
≫ 「回避行動」すなわち、ドライバーが
○ 見えない死角を事前に見る。
○ 停まる。 確認する。 やり直す。
意識をもって実践しなければバック事故はなくなりません。
■バック時の基本を理解していただくため、まず「原点回帰講習」を実施します。
基本があってこそ、「見えない死角を事前に見る。」「停まる。確認する。やり直す。」の意味が理解できます。
そのためには「死角」や「自身の車両感覚はあてにならにい。」ことと、「低速であっても車は急に止まらない。」ことを体験させたうえ理解させる必要があります。
▼参考【 バック事故を防ぐ原点回帰講習受講者の感想 】
毎日、車種の違う車を運転するプロドライバー 12名 ・・・ 下記画像をクリックで拡大
死角体験の感想
車両感覚体験の感想
停止距離体験の感想
最小バック駐車方法の感想
▼参考【原点回帰講習】
車は急に止まらない。体験~ バック時の急制動 ~
20歳代 反応時間(指操作) 0.61秒
≫ 時速6km/h 計算上の停止距離 1.22m
(空走距離 1.02m + 制動距離 0.2m)
◆ 体験講習 時速6km/h での停止距離は、
≫ 踏み替え時➡ 1.12m
◆ 体験講習 時速7km/h での停止距離は、
≫ 構え 時➡ 0.79m
~ たかが79cm しかし、79cm車が移動した衝撃度の被害はどうでしょうか?~
たかが物損と安易な考えを持っているドライバーもいます。このような考え方のドライバーが多くなれば、管理者の業務負担、修理時間や損害費用の占める割合も多くなります。
▶指導用参考ツール
原点回帰講習用
「反応時間測定&停止距離計算」ツールは、「車は急に止まらない」ことを意識してもらうための指導・教養ツールです。
特徴として、反応時間測定と停止距離計算が一画面で測定と計算ができます。(30.4公開)
バック事故を防止するためには、
死角、車両感覚等の理解=「原点回帰講習」
させたうえで、停まる・確認する・やり直す ことを実技講習を通じて意識づけをすることをお勧めします。
なぜ必要かは「バック事故講習の必要性」ページをご覧ください。
「停まる」「確認する」意識と行動が必要です。
█ 衝突部位を見れば原因と指導方法がわかる。
衝突部位から見た分析と指導方法で貨物車用と乗用車用の二種類があります。
なお「バック事故分析&指導ツール」は無償公開ですのでバック事故でお悩みでしたら使ってください。
また、同ツールの分析支援も行っております。
▶同分析結果に基づいたバック事故防止講習は社員の方の “気づき” “理解度”を高めます。
バック事故防止講習は、管理者・指導者コースと社員コース(集団、個別)の2コースがあります。
対応車種は、貨物、バス、マイクロ、乗用車等の車種いずれも実施可能です。
●管理者・指導者向けバック事故防止講習
当校では、多発事故であるバック事故講習は、唯一企業内で実施できる講習と考えております。
私どもが皆様の会社に出向き、管理者・指導者の方に 「講習ノート」 を使用した実技講習方法を指導させていただきます。
講習後、講習ノートに沿った「指導マニュアル」をお渡しします。
依頼企業駐車場を利用した管理者指導講習
新任者バック事故講習
● 社員向けバック事故防止講習(集団)
座学と実技を併せた講習や希望の講習時間にも対応します。
ただし、
≫バック事故発生実態・内容を確認させていただきます。⇒講習資料に使用します。
≫一時間等短時間の場合は、実技部分を分割して行いますので数年必要です。
▼集団用講習ノート
下の画像は、集団用講習ノートで、社員の方のバック駐車意識度や車両等の認識度また検証結果と受講感想を記録します。
以降の指導用データとして活用してください。
▼指導者用 バック駐車観察結果表
必要でしたら原紙をお渡しします。
●右図左側は、同乗観察結果表です。
A 確実に履行 B ほぼ確実に履行
C 意識すれば履行できる。 D 再講習必要
と判定用に使用してください。
●右側は、外部観察用です。
依頼企業駐車場を利用した運送業社員講習 → 依頼企業のバック事故発生状況等データを提供いただければ、別途追加「講習ノート」を作成して講習を実施します。
● 社員向けバック事故防止講習(個人)
社員向けの講習につきましては、実技講習内容や結果を参考にして管理者で実施できるか検討してください。
バック駐車時の事故防止行動は、車の大小(普通車・貨物車・バス)に関係なく同じです。
なぜ切り返しが必要か?二段階停止が必要か?を原点回帰講習
「自分を知る。」→ 「自分の車両感覚はあてにならない。」→ 「反応時間は必ず存在する。」
「運転する車を知る。」→ 「車長・車幅・車高、死角」→ 「車は急に止まらない。」
ことを原点回帰講習を通じて理解していただいた後、実践講習に移行します。
バック事故惹起者講習
▼ バック時の安全確認や安全行動は、車種に関係なく基本が一番です。
詳しい内容は、下の「 バック事故防止講習の必要性Ⅱ( 安全確認の第一歩は停まる )」のボタンをクリックしてご覧ください。
下記動画のように講習で意味を理解し体感すれば行動が変わります。
切り返しと安全確認に費やされた20秒の差を惜しむか否かがバック事故の分かれ道です。
▼新入社員への指導(動画と「バック事故」実技講習ノートを利用した指導)
新入社員が苦手としているバック駐車方法・誘導方法をわかりやすく説明した動画です。
バック駐車時の車の誘導は、基本をマスターしておけば後は応用で対処できます。
同動画を参考に管理者の方が指導する場合
下の「バック事故」実技講習ノートを使用し、記録させれば、受講者のウイークポイントがよくわかります。 指導の参考にしてください。
解説内容は下のボタンをクリック
バック事故防止と車の誘導を兼ねた動画です。
注: 講習のご依頼は、普通車・貨物等の車種及び「バック事故防止講習」か「車庫入れ講習」かを区別してお申し込みください。
講習ノート 見本
指導マニュアル 見本
≫≫ 「バック事故」防止実技講習を依頼された場合は、安全運転管理支援チームで用意させていただきます。
「バック事故」実技講習ノート
■ 事業所内でバック事故防止教育ができる教育教材
管理者、指導者の方が事業所内で実技講習をしやすいように教材として、
「バック事故」実技講習ノートを作成しました。
■ 実技をしながら記入することで、
受講者の理解度とウィークポイントがわかる
講習ノートは、管理者・指導者の方が、受講した社員の方の「理解度」また「ウイークポイント」を把握できるように作成しています。
指導されたこと、気づいたこと を自らが記録し、
講習後の業務運転と、指導に活用することに重点を置いたノートです。
また、指導者の方がポイントを得た講習ができるように、このノートを10冊以上購入していただければ、 「実技講習 指導マニュアル」を 購入先のホームページ また 当ホームページからダウンロードできます。
講習ノートの使い方
管理者・指導者の方へ
講習ノートを使用して実技講習を実施する前に、「バック事故分析&指導ツール」で衝突部位等を把握して指導すると、社員の方のウイークポイントがよく分かり指導重点が明確になります。
受講者・・・
○ 指導者の指導内容を、実技講習ノートに自ら記載してください。
○ 実技講習の□欄では、指導されたことが出来なかった場合にチェックを入れてください。
○ バック時運転で、事故を起こさないための自分自身が実践する目標を記入してください。
管理者・・・
○ 講習ノートで、受講者の理解度またウイークポイント等をは握します。(内容をコピーしておくといいでしょう。)
○ ポイントごとに確認呼称をさせ、それができているかをチェックさせます。
○ 把握した内容をもとに、以後の業務運転時に機会を見て意識づけや確認を行います。
講習ノート 内容 見本
指導マニュアル 内容 見本 (左ノートのマニュアル)
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